“ 浮遊床をもつ開放オフィス ”
企業様のオフィス移転計画。市街地中心に新築された高層ビル8階の一角。
テーマは「浮遊床をもつ開放オフィス」
市街地のメインの通りを全面的に見下ろすことができる東側からレイヤー状に、くつろぎのカフェスペース、執務スペース、エントランススペースを配置しました。エントランスは、あえて最小限に絞り、重厚な壁で視線を遮りながらも、足元部に浮遊した床をつくり、ガラス越しに奥のグリーンへとつながりを持たせています。
執務スペースには、大きなオークのテーブルを配置し、その中心には癒しをもたらすグリーンを入れ、空間全体に躍動感を出しています。
大きな開口部に面して設けたカフェスペースには、木の素材感が心地よい2つ目の浮遊する床をつくり、集中が続く仕事の合間に、靴を脱ぎ、景色を臨みながらひと息つけるように。また、ここに腰掛けるだけでも、目線が変わり、異なる居場所感を生み出してくれます。
個室となる応接室兼会議室と役員室には、全体を印象付ける飾り棚を設け、アートや小物の選定を含めたスタイリングを行い、重厚感を感じつつも洗練された空間に。
それぞれに個性をもった居場所がある快適なオフィス空間が完成しました。
- Detail 浮遊床をもつ開放オフィス / Office / 2024
- Location 福岡県福岡市
- Structure RC造
- Total floor area 140㎡
- Architect 西野 宏樹
- Photo 久保山 明
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