“ 開かれたNeutral Office ”
築40年の中層マンション1階でのフルリノベーション案件。
ここがESTONA第一号の作品となる。
これまでの40年間、バイク店を営まれていた45㎡の空間。
まずは、このコンパクトな面積を最大限に活用し、社会と程よくつながる上質な居場所にすることを心掛けました。
テーマは「開かれたNeutral Office」。
間口5.4m、奥行き8.4m、高さ3.3mの空間を大きく4つのゾーンに分け、人通りの多い前面はガラス張りにして、ラウンジコーナーをつくり、心地よい開放感を生み、その奥にミーティングスペースと執務スペースを並列に配置、一番奥のスペースをバックヤードとしました。また、3.3mの天井高を生かし、それぞれのゾーンの高さ関係も3段階に変化させ、最も高い執務スペースからは、ミーティングスペースやらラウンジコーナーを俯瞰できるよう、また、この高低差が外部空間とのほどよい距離感、関係性をつくってくれています。
エントランスを入ると正面にはバックヤードとの仕切りを兼ねたフォーカスポイントとなる本棚があり、好きな書籍やオブジェを展示し、クリエイティブな空間をつくります。左手には執務スペースを囲うニュートラルな色調の質感高いタイルの壁が出迎えてくれます。
全体のマテリアルは、色調を抑えつつ、ニュートラルでナチュラルなトーンの本物素材を選定。これから、この場所を基点として、ESTONAのデザインがスタートします。
- Detail 開かれたNeutral Office / Office / 2024
- Location 大阪府豊中市
- Structure RC造
- Total floor area 45㎡
- Architect 西野 宏樹
- Photo 森本 豊
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