“ 回遊式眺望レジデンス ”
タワーマンション高層階のフルリノベーション。
テーマは「回遊式眺望レジデンス」
北東角に位置する本物件の最大の魅力はコーナーに開く窓からのロケーションと、東側の開口部から見える山並みの景色である。この魅力を活かすために間取りを変更した大きなポイントは、キッチンの位置。元々、東側にキッチンがあり、ダイニングスペースが手狭な状況であったため、今回、間取りの中心にキッチンを配置し、コーナー部にあるダイニングの広さを確保することで、ゆったりとロケーションを楽しむことができるようにしました。
また、このキッチンの配置計画は、回遊可能な家事動線と裏動線を実現し、機能面においても有効な役割を果たしています。さらに、ランドリールームを新設することで、洗面室をよりすっきりと納めています。
玄関については、リビングまで視線が抜けるよう、ガラスドアを製作し、その先への期待感と広がりを感じていただけるエントランスとしました。その玄関に隣接して設けたゲストルームは小上がりの畳スペースとし、応接室としての役割も果たします。
リビングには、存在感のある石の壁を配し、空間全体の重厚さを印象づけています。この石を中心としたグレージュベースのトーンが、生活に寄り添いながらも、上質で上品な空気感をもたらします。
- Detail 回遊式眺望レジデンス / House / 2024
- Location 大阪府大阪市
- Structure RC造
- Total floor area 110㎡
- Architect 西野 宏樹
- Photo 森本 豊
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